異世界転生漫画には、女性が主人公の作品が数多くあります。
今回は、その中でも特におすすめの10作品を厳選して紹介します。
男女問わず楽しめる作品が揃っており、新たなお気に入りを見つける絶好の機会です。
ぜひ、この記事を参考に、気になる作品をチェックしてみてください!
女性が主人公の異世界転生漫画 おすすめ10選
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢・カタリナに転生してしまった主人公。ゲーム内では、カタリナの運命は国外追放か死亡のみ。
彼女は破滅フラグを回避するために奔走することになる。果たして彼女は運命を変えることができるのか?!
破滅フラグを回避すると、男女問わず恋愛フラグが立ちまくり、気付かないうちにヒロインポジションに。破滅を回避するはずが逆ハーレムに…そんなお話です。
公爵令嬢であるにも関わらず農業を始めたり、カタリナを溺愛する王子と婚約解消を画策するなど、周りとのズレや勘違いから生じるユーモアな展開が笑えます。
どんな時でも前向きで明るいカタリナ様、その天真爛漫な姿がとても魅力的です。
くま クマ 熊 ベアー
ゲーム廃人少女・ユナ(15歳)。株で稼いだお金で、親にも頼らずひとりタワマンに引きこもりゲーム三昧の日々を送っていた。
ある日、ゲームにアクセスすると全身クマ一式のチート装備をプレゼントされる。絶対に装備したくないと思うユナだが、全身クマ装備のまま、異世界へ転移してしまう。
かわいい女の子が、かわいいクマ装備でとにかく無双します。強力なモンスターも倒すし、病人も魔法で治療してしまいます。「クマ関係ないだろ!」と感じますが、そのギャップが逆に面白いです。
この作品のポイントとして、可愛らしい作画が挙げられます。全体的に柔らかいタッチで作画されており、作中登場する魔物もデフォルメ気味で描かれています。
童話チックな作風と可愛らしい作画がマッチして、癒される漫画になっています。
悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~
RPG系乙女ゲームの世界に悪役令嬢ユミエラとして転生した主人公。ゲーム本編では、ヒロインに嫌がらせをするチョイ役のユミエラだが、魔王を倒したエンディング後に裏ボスとして再登場し、魔王を超える力を持っている。
ゲーマー魂に火がついた主人公は、ひたすらレベル上げを続け、学園入学時にはレベル99に達してしまう。目立たず平穏に過ごすつもりであったが、入学早々、ヒロインや攻略対象たちに魔王と疑われてしまい…?
基本的に無表情で口数も少ないユミエラは、周囲からは不気味に思われる事が多いです。しかし、実際の彼女は可愛らしく、ユーモアに溢れています。周囲の評価とのズレに加え、彼女自身の感覚も若干ズレており、お笑いコントのような面白さがあります。
この作品は、キャラクターの設定が上手いです。ユミエラは、黒髪の美少女で、希少な闇魔法を使います。当初は、ゲームの都合で雑に裏ボスにされていたと思いきや、重要な伏線となっています。物語が進むにつれ、ゲームのユミエラがなぜ裏ボスとなったか、ゲーム本編でのユミエラの抱える闇が明らかにされます。
チート能力で無双するだけではない、恋と笑いとレベル上げのストーリーで、非常にオススメです。
転生大聖女の異世界のんびり紀行
ブラック企業に勤める比留音(ひるね)は、月の残業が150時間を突破し、疲労はピークに達していた。帰宅中、突然目の前に女神が現れ、自分が死んでしまったことに気が付く。不憫に思った女神は、比留音に女神の加護を与え、新しい世界での「やりなおし」の機会を授ける。
異世界で「ヒルネ」として生まれ変わった彼女は、大聖女になり、のんびりとした人生を送ることを目指す。超マイペースな、居眠り聖女の物語が幕を開ける。
ヒルネは前世の反動から、極度にのんびりした性格になります。異世界に転生し、司教に拾われたヒルネは、聖女見習いとして教会に住むことになります。聖女見習いはとても忙しく、のんびりとはできません。
しかし、ヒルネはマイペースを貫き、あらゆる方法で居眠りをします。その寝顔がとにかく可愛いです。寝顔のためだけに一読の価値アリ!とさえ言えます。
本作の魅力は、とにかく「可愛い!」です。それに尽きます。
本作を彩る作画も外せません。数ある異世界転生漫画の中でも、トップクラスに可愛い作画があってこそ、ヒルネの魅力が引き立っています。
メイドのジャンヌや、聖女見習いのホリーなど、登場人物が魅力に溢れ可愛いです。三人で枕を並べ川の字で寝る場面なんて、可愛すぎて辛いです。
可愛い世界に癒される、もはや読むセラピーです。癒されたい方は、是非。
転生令嬢は冒険者を志す
雪が降るある日、伯爵令嬢セレフィオーネは、聖獣ルーダリルフェナとの出会いにより、前世でアラサー女子だった記憶を取り戻す。今いる世界が前世で読んだ小説の内容とそっくりで、しかも自分は破滅エンドを迎える悪役令嬢である。
「絶対に悪役になんてなりたくない」 最悪な運命から逃れるため、転生令嬢セレは冒険者になり、聖獣ルーと共に旅立つことを決意する。しかし、その道のりは決して平坦ではなく…?
物語、キャラクター、イラストが優れており、非常におすすめできる作品です。
隣国との戦争、騎士学園、冒険者ギルドといった様々な要素が登場しますが、テンポよく話が進むため、非常に読みやすく飽きさせません。複数の要素を巧みに物語に組み込むストーリー構成も見事です。
また、登場人物も個性的で魅力的です。相棒の聖獣ルー、優しく頼りになる父、チート級の強さを持つ祖母、同じ騎士学園に通う新入生女子のアルマ、そして小説のヒロインで同じ転生者のマリベルなど、個性豊かなキャラクターたちが魅力的に描かれています。
そして、高いレベルのイラストも魅力的です。物語の展開で様々な場面が描かれます。それぞれの場面でコミカルに描いたり、シリアスに描いたり、とタッチを的確に使い分けています。舞台背景の書き込みも十分です。また、キャラクターも特徴をつかんで書き分けがされており、個性的なキャラクターたちが魅力的に描かれております。
総じて、読み応え抜群で、クオリティの高いコミカライズです。
聖女の魔力は万能です
異世界・スランタニア王国では、瘴気が至る所で発生し、魔物として形を成す。聖女召喚の儀を行い、召喚されたのは二人の日本人だった。第一王子カイルは愛良(アイラ)しか目に入らず、彼女を聖女として扱う。無視された主人公・聖(セイ)は薬用植物研究所で研究員として働き始める。しかし、本当の聖女はセイの方で…?
聖女・瘴気・魔物といったファンタジー要素が溢れる世界にも関わらず、セイは研究員となります。地味に感じますが、庶民的で堅実な人物と言えます。
一方で彼女は、瘴気を払う聖女という側面を持ちます。聖女なのに庶民的というギャップが面白く、主人公に共感できます。
本作ではもう一人の聖女、アイラの物語も語られます。彼女には頼れる者がおらず、カイルに依存してしまいます。セイとは対照的な描写がされており、物語を違った視点で楽しめるようになっています。
恋愛メインで進行しますが、それ以外にも見所があるので、一読の価値があります!
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました
前世で過労死したOL相沢梓は、不老不死の魔女アズサとなって異世界に転生し、スローライフを満喫していた。彼女は300年間、毎日スライムを倒して生活費を稼いでいた。
しかし、ある日彼女は自分が「レベル99」の最強の魔女であることを知り、噂を聞きつけた者たちが次々と訪れるようになる。最強のレッドドラゴンのライカからの挑戦を受け撃退し、彼女を弟子にすることになり、アズサの平穏な一人暮らしは終わりを告げる。
この作品は、ほのぼのとした日常を描いた、異世界という舞台を巧みに使った作品です。主人公アズサは、精霊やエルフなど不老・長命の種族と家族になり、一緒に暮らします。
様々な出来事に巻き込まれながらも、物語は大きな変化やシリアスな展開を避け、安心して読める作品です。まるで異世界版サザエさんのような作品です。
アズサは最強の魔女でありながら、周りの人々を助ける優しい性格を持っています。彼女はスライムの精霊ファルファとシャルシャを娘に迎え入れ、エルフの調薬師で社長のハルカラを弟子に迎え入れます。種族も年齢も様々な家族が徐々に増えていきます。
アズサが異世界でスローライフを満喫しながら、様々な人々と出会い、家族が増えていく様子が描かれた、心温まる物語です。
異世界でカフェを開店しました。
料理と食べ歩きが趣味の黒川理沙(リサ)は、ある晩、女神に見込まれ、異世界へと転移させられる。
しかし、この世界では食事が不味いため、元の世界の料理を広めることを決意する。異世界でカフェを開店し、彼女は様々な人々と出会い、カフェ「おむすび」は徐々に人気を博していく。
この作品の面白いポイントは、異世界に転移した主人公が、料理の腕前を活かして異世界で新しい人生を築き上げるところです。また、異世界での食文化が発達していないという設定が面白く、主人公が異世界の食文化に影響を与える様子が描かれています。
リサが異世界で様々な人々と出会い、料理を通じて彼らと交流を深める様子が魅力的です。
町の騎士団に勤めるジークは、リサの料理に感銘を受け、彼女に弟子入りします。また、当初敵対者だったヘレナも、後に彼女の従業員として働くようになります。異世界で料理を通じて新しい人生を築く物語です。
公爵令嬢の嗜み
公爵令嬢のアイリスは、婚約者であるエドワード王子とその取り巻きによって床へ押さえつけられた際に、前世の記憶が蘇り、ここが乙女ゲームのエンディングシーンであり、自身が悪役令嬢であることに気づく。
退学は免れなかったものの、貴族の矜持を持って切り抜け、実父であるアルメリア公爵から領地運営を命じられる。前世の記憶や知識を頼りに、強固な領地を目指していく。
アイリスは、嫌がらせを断罪されている最中に前世の記憶を取り戻し、学園から追放されます。どん底の状態から物語はスタートします。
しかし、彼女は決して取り乱さず、貴族としての矜持を持ち、気丈に振る舞います。格好良い女性として描かれ、主人公の逆転劇が魅力的です。
現代の概念を中世社会に応用することで、領地が急速に発展していきます。また、主人公が知識だけでなく、駆け引きや家臣との信頼関係、その場の機転などを駆使して領地運営に取り組む姿が爽快です。
逆転劇と領地運営という異なるテーマを組み合わせた、ユニークで面白い作品です。
本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません
本が大好きな本須麗乃は、地震により本棚が倒れた際、下敷きになってしまう。その後、彼女は異世界に転生し、貧しい兵士の家の病弱な5歳の女の子、マインとして生まれ変わる。
しかし、その世界では識字率が低く、本は高級品で、一介の兵士の娘であるマインには手が届かない代物であった。そこでマインは自分で作ればいいと決意する。彼女は本に囲まれて生きるために、一から本作りを始める。
自分で本を作ることを決心したマインですが、その道のりは困難に満ちています。筆記用具や紙を作るための道具など、様々なものが必要でした。また、マインはすぐに倒れて熱を出してしまうほどの虚弱体質で、周囲の助けがなければ生活すらままならない状態です。
そんな彼女を、家族をはじめ、幼馴染のルッツや商会の店主ベノンといった、個性的なキャラクターたちが支えてくれます。周りの助けが不可欠なマインだからこそ、家族や周囲の助けに感動するシーンが多くあります。
世界観が丁寧に作られ、リアリティがあります。 舞台となるエーレンフェストは、中世ヨーロッパに似た文化レベルです。汚物やゴミは窓から捨てられ、鶏や豚を斧や槍で捌く様子を見て、マインは生活レベルの違いに戸惑います。
冬を越す準備や通貨の価値感など、マインの身の回りはリアルに作り込まれています。世界観が丁寧に描写されているため、現代とのギャップが鮮明に浮き上がり、物語に引き込まれます。
まとめ
以上、女性が主人公の異世界転生漫画、おすすめの10作品を紹介でした。
他にもおすすめしたい女性が主人公の異世界転生漫画はたくさんありますが、断腸の思いで10作品に絞りました。
どれも面白い作品ばかりですので、気になった作品は是非チェックしてみてください。
また別の記事でほかの作品を紹介したいですね。
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